黄金色のスナヤツメ

スナヤツメは準絶滅危惧種でそれ自体珍しい存在です。熊本県内でも6流域でしか存在が確認されていないといわれています。それのアルビノですから、超レアです。

本日、崇城大学エコデザイン学科1年生の集中講義「生物環境学」で、熊本市内を流れる成道寺川でフィルドワークを行っていたところ、スナヤツメのアルビノを捕獲しました。飼育は不可能なため撮影後は放流しました。 

黄金色のスナヤツメ1
黄金色のスナヤツメ 
黄金色のスナヤツメ2
赤いのは血液が透けて見えているため
黄金色のスナヤツメ3
影のように向こう側に居るのは普通のスナヤツメ 
熊日取材
熊日新聞が取材に来ました
第一発見者の学生が恥ずかしがっていたので、彼が代役を務めました
スナヤツメは、底質の変化に敏感なため、上流側を改変するときは細心の注意が必要です。
福岡県の裂田水路で河川改修を行った際は、環境に配慮した護岸にしたのにスナヤツメはほとんど居なくなってしまいました。
成道寺川でも、西環状線工事に伴う花園インターへの取り付け道路が流域内を通過するため、地元のNPOが成道寺川へ土砂を流出させないよう、県土木事務所と施工業者に申し入れを 行っています。